やさしい環境学習会
食の安全  〜安心な食卓とは〜                                                            
2008年6月28日(土) 食育工房ー農土香

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 今年度の、やさしい環境学習会は、食の安全をテーマに安心な食卓について学習しました。
 訪ねた場所は、にかほ市の「食育工房ー農土香」   到着後、早速、経営者の渡辺広子さん手作りの地産地消の料理をいただきました。メニューは、古代米を材料に作った甘酒、たけのこ、ふき、にんじん、さつまあげ等、盛りだくさんの煮物と、たけのこ、ゴーヤ、明日葉などの天ぷら。そして手打ちそばと白い米粉の麺。食後には大豆コーヒーが出ました。どれも、地元でできた新鮮な野菜や山菜。参加者の話も弾みます。

 食事の後は、渡辺広子さんの講話を聞きました。渡辺さんが、レストランを始めたのは旧仁賀保町農協を退職してから。生活指導員の経験を活かし、同じく農協職員だった夫の勇さんと共に、地域の農家が作るものを材料とした「なべちゃん自給の家」をオープンしました。その後、娘さんの命名で平成17年4月に「食育工房ー農土香」が本格的にスタートしました。

 農土香に入ると、着物や作業着など、かつて活躍していた古布が、見事なパッチワークタペストリーとして飾られてあります。渡辺さんは、古いものをゴミにするか、豊かにするかはその人の考え方次第と話されました。それは、人に対しても同じ。80、90代の高齢者の知恵、技を引き出し、今に活かすことを提案し続けています。そして、日本の食文化の中心は米であること。米をないがしろにすれば食文化もだめになると話します。食生活の欧米化に慣れた私たちですが、渡辺さんが提供する季節の野菜をふんだんに使った米粉ピザを食べ、秋田のお米の多様性と可能性を知ることができました。おいしいパンやケーキ、ピザがお米で作れるのです。
 地産地消は、現在の農業を変えることにもなり、それによって様々な効果が期待されるに違いありません。
 その後、国道沿いの「百菜館」により、野菜や地元の手作り品などを購入し、解散となりました。

「食は命のもと」 
お母さんの免許証   「春は芽」 命の凝緒 体の潤滑油  
              「夏は瓜」 果菜類すべて 暑い夏の体の掃除と冷却
              「秋は実」 木や草の種・実 寒い冬に耐える準備  
              「冬は根」 土の中で育った野菜 体を温めセンイで腸をきれいにする


地元の野菜や山菜

米粉の麺

手作り豆腐

右奥が渡辺広子さん

米粉で作ったピザ