やさしい環境学習会
バングラデシュを通して見る環境問題
                                                       
                         2008年2月2日(土)13:30〜15:30
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バニヤンツリー主催、やさしい環境学習会が2月2日(土)ジョイナスを会場に開催されました。
やさしい環境学習会は、二回目ですが、今回は、「バングラデシュを通して見る環境問題」をテーマに学習しました。

昨年、バングラデシュは二回の大洪水に加え、11月15日には大型サイクロン・シドルの直撃など南部沿岸地域を中心に壊滅的な被害を受けました。
学習会では、環境問題とはなにか?なぜ問題なのか?を学び、自分たちが地球上で起こっているその現実と、どのように向き合うかを考えました。

環境問題とは、人為的な講堂、活動によって、環境が従来の携帯を維持できなくなる状況である。  温暖化・異常気象・酸性雨・水不足や水害など。

■私たちのまわりの変化について
・海の中に南の生物がふえた   ・蝶が北国(寒い地方)へ移動している
・昔、見られなかった蚊が繁殖している(南国の蚊が見られる)
・雪の降る量が減った
・花の咲く時期がおかしい(秋に桜が咲く)
  


    シドルとカトリーナ

■バングラデシュは、3、4年前から洪水が減少しているが、
インドのムンバイなどでは洪水が増えている。もともと降雨量の少ない地域で大雨が降るなど世界的に気候の変化が見られる。
2007年11月のサイクロン・シドルでは、バングラデシュ総面積の二倍もの水が入ったと言われ、シュンドルボンの約60%の樹木が被害にあった。



 バングラデシュの農村風景

 

 ふりかえり

・環境問題の全体像についてわかりやすく説明していただきとてもよかったと思います。図や表、動画の使用は効果的でした。
・日本の暮らしと比較しながら、ビデオを見ていました。我々の暮らしをもっとシンプルにするアイディアが多く詰まっている事、大変ためになりました。
 より多くの人々に見てもらいたいと思いました。
・地球規模で環境問題が起こって大変な時代になっていると思います。しかし、最後にお話しされたように人類は今の状況を良い方へ変えていけると信じています。
・ニュースや新聞で見ているだけでなく、実際、自分でその場で勉強できたことに感謝しました。環境問題はこれからますます重要になっていくと思いますが、またの機会を楽しみに
 しています。
・生態系を含み、自然と共生していくために、いままでの文明もこれからの文明も肯定的に思えるような知恵を、そしてひとりひとりができる事を環境に対して思い(考え)努力していきたいと思いました。破壊は現在進行形。
・企業の「消費」は個人とは比べられない量だが、企業は個人でできているからこそ、個人の力は非常に重要だと感じた。千秋公園の堀は昔は氷っていたらしい。写真や話で知ってい  たが、何も気にしていなかった。伝えられた事の意味、原因を知ることが必要だ。
・身近にそして切実に向き合わなければならないと痛感しました。とても勉強になりました。ありがとうございました。
・人間が自然の中の一部である事、その人間の環境破壊により他の動植物に害を与えていることに心痛を感じました。「発生する場」と「被害を受ける場」が異なること。その事をしっ    かりと学んだ時間でした。

□講師紹介
カビール ムハムドゥル
バングラデシュ、ボグラ出身 平成6年10月に国費留学生として来日後、秋田工業高等専門学校、
秋田大学鉱山学部電気電子工学科を卒業。その後、秋田大学大学院鉱山学研究科博士前期課程修了。
平成17年、秋田大学大学院工学資源学研究科博士後期課程を修了。博士(工学)。
現在、秋田大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーに博士研究員として勤務。

特定非営利活動法人バニヤンツリー副代表理事。

       

 
『我々人間はこの問題を解決する事ができると信じています』